D5300で買ってはいけない単焦点レンズ AF-S NIKKOR 50mm f/1.8G
D5300で単焦点レンズを選ぶ場合、標準的な焦点距離が50mmと言われるからとAF-S NIKKOR 50mm f/1.8Gなどの50mmレンズを選んでしまってはいないだろうか。
これはD5300がAPS-C規格機であることを忘れているためにしてしまう選択で、良い画像を撮影するためには問題のあるものなのだ。
Nikon デジタル一眼レフカメラ D5300 18-140 VR レンズキット ブラック
意外と知らない APS-Cレンズの常識・非常識
APS-Cとはフィルムカメラで言えば映像を写しとっていたフィルム部分の大きさを決めている規格で、上位機種で言われるフルサイズと対比するものとして存在している。
電子的な処理をしているデジタルカメラでは撮像素子と言われている部分なのだが、APS-Cの場合はフルサイズに比べて撮像素子が小さいという特徴がある。
そのため写真全体の画角がフルサイズと比較して2/3程度しか得られず、同じ規格のレンズを使用した場合、望遠気味の画像になってしまいやすいという性質を持っているのだ。
例えば50mmの単焦点レンズを使用した場合、撮影した際の画角はフルサイズの75mmで撮影した場合とほぼ同じくらいで、50mmで得られる写真が撮りたければ距離を離す他は方法がない。
これでは期待した写真を得ることは難しいため、一般にAPS-Cのカメラで標準レンズを選ぶ場合、30mmから35mm位の広角気味なレンズを選ぶのが定石なのである。
ちなみにD5300で使いやすい単焦点レンズなら、SIGMAの単焦点標準レンズ Art 30mm F1.4 DC HSM ニコン用 APS-C専用がおすすめである。
APS-Cに合わせて十分な画角が確保できる上、機能も高くて人気になっているのだ。
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写真は flickr SIGMA 単焦点標準レンズ Art 30mm F1.4 DC HSM 作品から引用しています
また強力なボケ味も魅力の一つと言ってよい。
レンズ選びの際は、規格を考慮に入れた画角に注意して選ぶようにしてもらいたい。
SIGMA 単焦点標準レンズ Art 30mm F1.4 DC HSM ニコン用
APS-C専用のシグマ単焦点レンズ
ポートレート撮影に最適な画角
F1.4で明るくよくボケる