※2024年10月に更新しました。 また本ページにはプロモーションが含まれています
ニコンプラザ大阪でカメラ・レンズレンタルサービスを利用してみることにしました。
今回レンタルしたカメラ・レンズはNikon D500とNikonの大三元レンズ AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VRです。
動画と写真のテスト撮影をしてみました。
使用感や良い点・悪い点を解説してみようと思います。
D500は2016年4月に発売したニコンDXフォーマットのイメージセンサーを搭載した一眼レフカメラです。
中でもニコンにとって4Kムービー撮影ができる一眼レフカメラはD500が初となります。
またISO 51200まで対応する高感度耐性や測距点が153点になるオートフォーカスを搭載し、発売前はユーチューバー界隈でも大騒ぎでした。
この動画はD500発表当時にユーチューバーのジェットダイスケさんがNikonD500について雑談しています。
D500がどんなカメラなのか知らない方はぜひ動画を視聴してみてください。
当時の私はD500発売のひと月前に発売されたミラーレス一眼カメラ SONY α6300に注目していましたので、D500の4K撮影機能搭載を知った時、2016年は4Kモデルがどんどん発売されていくんだろうなーと考えていました。
ムービー撮影がメインの私にとって、ニコン機はそれほど注目していなかったのですが、D500でこれまでの考えが覆ったのを記憶しています。
結局、発売から1年以上経過した時点でD500を触っているわけですが、ニコンのスタッフさんからD500を手渡された後、ボディの貫禄と存在感でひとまず圧倒されました。
「やっぱりデカいなー!ニコン機…」
α7SIIやα6500のようなミラーレス機に慣れてしまった後、ニコンD500の重さはたまりません。
この重量はD500ユーザーの所有感を十分満たしてくれているのでしょう。
個人的にはもう少し軽いほうがありがたいのですが。
DXフォーマットは他社カメラのAPS-Cにあたるセンサーサイズですが、ボディの大きさや重さはCanonのフラッグシップ機クラスと同等です。
操作性についてもDXフォーマット最上位機種であることが納得できました。
詳しく解説しましょう。
ちなみにビデオグラファー的視点になってしまいますがご理解くだされ。
RECボタンがシャッターそばに装備されており、これは押しやすくて高評価。
液晶モニター周りのキーはゴチャゴチャ配備されている感はなく、スッキリ整理されていてすぐに使い慣れそうな感じです。
操作ダイヤルも非常にシンプル。
RECボタンを押しても動画記録が始まらなかったので、あれれ?と思っていると、カメラ右下に写真・動画の切り替えがありました。
ということは動画撮影しながら写真を撮ったりは出来ないのですかね。
メモリーカードスロットは二枚入るようになっています。
写真・動画の同時記録、振り分け記録、リレー記録もできるようになっています。
XQDカードとSDカード(UHS-II対応)になっています。
XQDカードは書き込み速度が非常に速いメモリーカードです。
お値段は少し高めですね。
Lexar Professional のXQDカードなら、中でも低価格なので良いでしょう。
個人的にはSDカード2枚だったらよかったのになーと思いますね。
フォーカスのマニュアル・オートの切り替えはレンズ装着部分に装備されています。
液晶モニターはバリアングル液晶になっています。
これも動画機に購入するユーザーのことを考えてのことでしょう。
4Kムービー撮影機能を搭載してバリアングル液晶を搭載しなかったCanon 5DMark4と訳が違います(苦笑)
角度は90度が限界のようですね。でも十分です。
4K撮影の切り替えは「画像サイズ/フレームレート」で変更可能です。
3840×2160 30Pまで撮影可能。厳密にいうとこのサイズはUHD(ウルトラハイビジョン)と呼ばれるものです。
工場出荷状態ではオフになっている電子手ブレ補正。
これは動画撮影時にのみ効果を発揮するようです。
なので最近流行の5軸手ブレ補正とは違い、電子的に処理する手ブレ補正です。但しクロップはされていません。
また、ビデオグラファーが注目しているRAWやLogによる動画撮影機能をD500は搭載していませんが、同じような機能にピクチャーコントロールの「フラット」があります。
趣味で使う写真家さんにはあまり注目されない機能ですが、階調表現が広がるのでポストプロダクションに重点を置いた映像クリエイターには嬉しい機能ですよ。
ちなみに一般的に感度が弱く、貧弱な収録になりがちな一眼レフカメラの録音機能ですが、D500については感度を調整できるようになっています。
さて、レンズの解説にいきましょう。
レンズはAF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VRです。
ニコン大三元レンズのうちF2.8通しの標準レンズで、強力にボケる描写力の高いレンズです。
2015年10月に手ブレ補正機能を搭載してリニューアルしました。
カメラよりも高いお値段になっていますが、ニコンD500には写真機能において手ブレ補正を搭載していないので、レンズがに手ブレ補正機能があるに越したことがありません。
レンズにVRモードの切り替えスイッチがあり、オフ・ノーマル・アクティブ手ブレ補正の二段階に切り替えることができるようなっています。
早速撮影してみました。
Nikon D500とAF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VRで撮影した記念すべき1枚目の写真はこちら。
おお!いいじゃん。描写力すごいじゃん。
それとなくとった花ですが発色もいい。
コントラスト強く出ますね。
細かい部分もキレイにとれます。
モアレは発生しますね。
絞り F2.8
ISO感度2000
シャッタースピード1/80です。
ISO2000程度ならノイズまったく入りません。
手すりです。どれぐらいボケるか試してみました。
最大開放(F2.8)で望遠端です。
こちらも望遠で撮影しました。
結構ボケますが、単焦点レンズほどではないかもしれません。
こちらは手ブレ補正テストです。
D500の手ブレ補正が気になる方はぜひご覧ください。
ちなみに動画撮影時には私の秘密兵器の手ブレ防止アイテムを活用しています。
D500、いい面ばかりが目立ちますが欠点がないわけではありません。
AFのスピードはソニー機と比べるとやっぱり少しモタつきます。
あとボディだけで860グラム。バッテリーやレンズと合わせると余裕で1キロ超えます。重すぎるのは難点です。
もう少し軽量なほうがイイって方は最近発売されたD7500を選ぶと良いかもしれませんよ。
こんな感じ!
欠点もありますが、ニコンDXフォーマット最上位機種だけあって性能は十分プロ仕様です。
D500の手ブレ補正機能とAF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VRの手ブレ補正機能が合わさればかなり安定した撮影ができるでしょう。
予算に余裕があればAF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VRも。
そうでない方はD500レンズキットから。
ニコンのカメラとレンズを一度使ってみたい方はぜひニコンプラザに行ってみましょう。